いくらの栄養成分は子供が何歳から食べても大丈夫?食べ過ぎないようにする注意点も!
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人気のおいしい寿司ネタのひとつ、いくら。お正月やお祝い事などに食べる機会も多い食材ですが、あの小さな粒の中にはとてもたくさんの栄養が詰まっているので子供がどれくらい食べたらいいんだろう??と悩んでしまいますよね。
また、子供の好きなネタランキングに上位に入るいくら。我が家の子供たちもいくらが大好きですが、いくらを子供に食べさせていいのかしら?アレルギーが怖いけれど、どれくらい食べさせていいのか?いつから食べられるの?と思う方もいるかと思います。
今回はいくらの栄養成分は子供が何歳から食べても大丈夫?食べ過ぎないようにする注意点も!と題してご紹介していくので是非参考にしてくださいね☆
いくらの栄養成分的に子供が何歳から食べても大丈夫?
お寿司のネタとしてもいくらは人気のネタのひとつで、子供にも大人気ですよね!
だけど、そもそも子供**がいくらを食べても大丈夫なのかしら?何歳から食べさせたらいいの?**と思っている方も多いかと思います。
生ものですし、鶏卵の様にアレルギーがでないかななど食べさせる上で不安もあるかと思います。そこで、子供がいくらを食べても大丈夫なのかを一緒にみていきましょう。
いくらには、「アルギニン」という成分が含まれています。先程ご紹介したタンパク質の成分の中ででてきたこのアルギニン、実は子供が身体の中で作ることができない成分なんです!
このアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促したり、免疫力を高めてくれる嬉しい成分なんです。しかも、魚介類中でもいくらはトップクラスにアルギニンが含まれています。
つまり、子供に必要な栄養素が含まれているわけです。それならば、ぜひ食べさせてみたいなと思いますよね。
いくらは何歳の子供から食べられる?
では、いくらは何歳から食べてもいいのかな?と疑問に思いますよね。生ものでもあるし、アレルギーも出やすくなるのではということもありますよね。
そのため、胃腸が生ものを消化できるようになってくる3歳位からがいいかと思います。初めていくらを食べる時は、少量ずつ様子を見ながら食べさせてあげてくださいね。
我が家は、初めてのものを食べる場合は昼間に食べさせてあげる様にしていました。なぜなら、何かいつもと違うなと思ったら小児科に相談できるからです。
これはいくらだけでなく、他の食品にも言えることなので神経質になりすぎず、少しずつ食べてみてくださいね。
また、塩分など気になることもあるかと思いますので、子供に食べさせてあげる時も大人と同じように食べ過ぎには注意です。
そして、こどもの食中毒に対する抵抗力は大人とは違うので、自宅でいくらをあげる際は食べる前まで冷蔵庫で保存するなど衛生面を気を付けてあげてくださいね。
いくらの栄養表示成分的には子供はどれくらい食べても大丈夫?
では、栄養も効果も多いこのいくらにはほかにどの様な栄養があるのでしょう。 気になるカロリーやコレステロールも一緒にご紹介したいと思います。
■いくら栄養表示成分(100gあたり) カロリー 水分 脂質 炭水化物 灰分 272kcal 48.4g 15.6g 0.2g 3.2g
ビタミン
- A(レチノール) B1 B2 33µg 0.42mg 0.55mg
- ナイアシン 葉酸 パントテン 0.1mg 100µg 2.3mg
- B6 B12 E(α) 0.06mg 47.3µg 9.1mgC D
- mg 44µg
ミネラル
- ナトリウム カリウム カルシウム 910mg 210mg 94mg
- Mg リン 鉄 95mg 530mg 2.0mg
- 亜鉛 銅 マンガン 2.1mg 0.76mg 0.06mg
- 脂肪酸(飽和) (一価) (多価) コレステロール 2.42g 3.82g 4.97g 480mg
いくらはカロリーは低いけど、高コレステロール食品!
気になるいくらのカロリーですが、100gあたり272kcalと思ったよりも高くないのですよ。
他の食品で比べると、豚肉ロース肉の場合なら100g291kcal,牛バラ肉は371kcalなので、いくらの方がカロリーが低いことがわかります。他にも、脂質や炭水化物も低めです。
やはり気になるのがコレステロールの値ですよね。480mgと高いのです。
しかし、現在、2015年から厚生労働省による食事摂取基準のコレステロール上限値は撤廃されているんですよ。
実は、コレステロールは細胞膜の材料にもなる大切な働きがある上に、がんをやっつけてくれる免疫細胞も作ってくれるんです。そのため、コレステロールが高いからといって制限しすぎるのもよくないとされたんです。
ただし、いくらは塩分も高いですし、アレルギーがある場合もあるので食べ過ぎには注意してくださいね。
いくらの栄養と効能がすごい!
赤くて小さないくらには、実はとてもたくさんの栄養が含まれています。あの小さな一粒一粒に、どの様な栄養があり効能があるのでしょうか。
まずは、いくらを食べることによって得られる効果効能をご紹介しましょう。
・疲労回復・滋養強壮・代謝促進・免疫力向上・動脈硬化などの生活習慣病予防 ・老化防止・貧血の予防・冷え性の予防・精神安定 など
いかがでしょうか、気になる効能効果ばかりですよね。では、気になる効果とその栄養についてみていきますよ。
動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防、内臓脂肪の蓄積抑制効果
いくらには、「DHA」・「EPA」が豊富に含まれています。これは、イワシやサンマなどの青魚に含まれていることで有名な成分ですよね。
実は、いくらには青魚よりもこのDHA・EPAが多く含まれているんです。
このDHA・EPAは、食品から取るべきとされる「必須脂肪酸」のひとつ。この成分を取ることで、血液サラサラ成分が働き、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防につながります。
また、脂質の代謝も活発にしてくれるので、内臓脂肪の蓄積を抑えてくれる嬉しい働きもあります。
体力向上、代謝促進、疲労回復さらにはコレステロールや中性脂肪の低下
タンパク質も多く含まれているいくら。その中でも、アルギンなどの成分が体力を向上させる、代謝を促す、疲労の回復に効果があります。
また、先程紹介したDHA・EPAと一緒にタンパク質を摂取することによって、コレステロールの低下や中性脂肪の低下に効果が期待できます。
いくらもコレステロールが高い食品なのですが、コレステロールを抑えてくれる働きも持っているので、神経質になりすぎず食べ過ぎないなど上手に取り入れてみてくださいね。
抗酸化作用
いくらのあの赤い色は、「アスタキサンチン」という成分の色なんです。アスタキサンチンは、野菜に含まれる抗酸化物質「ベータカロテン」と同じです。
この成分には、様々な病気の原因とされる活性化酵素などの攻撃から身体を守ってくれる強い抗酸化作用があるんですよ。
いくらに含まれているビタミン類の効果
また、ビタミン類が豊富ないくら!各ビタミンの効果も紹介しますね。
■ビタミンA(レチノール)⇒目の健康に効果、免疫向上で感染症の予防に繋がります。
■ビタミンB₁⇒脳の中枢神経、手足の末梢神経機能の正常化に働きます。
■ビタミンB₂⇒動脈硬化や心筋梗塞などの防止、皮膚や粘膜の健康維持に効果があります。
■ビタミンB12⇒貧血予防、精神安定に効果を発揮します。
■ビタミンD⇒ミネラルも豊富で「マグネシウム」も働き、骨粗しょう症の予防にも繫がります。
■ビタミンE⇒老化予防に。シミを予防してくれるビタミンE、アンチエイジングにも効果があります。
いかがでしょうか?いくらには、こんなにも多くの栄養が含まれており、様々な効果があるんですよ。
まとめ
今回はいくらの栄養成分は子供がどれくらい食べても大丈夫?食べ過ぎないようにする注意点も!と題してご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
いくらは、コレステロールも高いし気を付けなければいけないな、と感じていた人もいるかと思います。実は、健康を維持するために必要な栄養素がとても豊富なんですね。
また、子供がいくらを食べる時にアレルギーが怖いな、食べさせてもいいのかなと思う親御さんもいたかと思います。いくらには、子供の体内で作ることのできない栄養素があったりとメリットも多い食材でしたね。
しかし、アレルギーのこと、お腹を壊さないかなど心配もあるかと思いますので、食べたいとなった時は少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
お正月などに、いくらもおせちと共に並ぶこともあると思います。いくらパワーで、年末年始など忙しさを乗り越えて元気に過ごしたいものですよね!
今回は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました☆