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干物の生焼けで食中毒になる?見分け方と対処法も紹介!

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ご飯のお供に干物。とても美味しくて食が進みますよね。

干物を焼くときって思っているより難しくないですか?あっという間に焼きすぎて焦げちゃったなんてことも。かと言って、早くあげすぎると生焼けで。この火加減が意外と苦労するのです。

干物って焼けているか焼けていないかの見分けがつかないときもありますよね。うっかり食べてしまってどうしようと焦ってみたり。。食中毒にならないかしらって心配にもなりますよね。

干物の生焼けの見分け方やうっかり食べてしまったときどうしたら良いのか、食中毒になったりしないのかなど、詳しくご紹介いたします。いざという時に参考にしてみてくださいね。

干物の生焼けで食中毒になる?

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干物を生焼けで食べてしまうとどうなるのでしょうか?

結論から言うと、可能性は低いのです。

えっ!ほんとに!?って思いますよね。

干物って、新鮮なうちに加工してあるので、食中毒になる危険なアニサキスが魚の身の筋肉の部分に入り込む前に取り除かれていることがほとんどなのです。

だからうっかり生焼けを食べてしまったとしても、可能性的には低くなり、食中毒を起こすことは少ないですよ。

このアニサキスは、しっかり火を通せば死滅させることができるので、もちろんしっかり火を通してから食べることが重要ですが、多少食べてしまってもそれほど問題にはなりません。でも、これは新鮮なうちに加工してある干物だけに当てはまります!

自分で干物を作った場合や、新鮮なうちに加工されていなかった干物の場合は、違ってきます。管理体制が悪かったり、保存状態が良くなかった場合は、食中毒が起こることもありますよ。

干物に加工する前に管理状態が悪いと魚のアミノ酸が細菌によってヒスタミンという物質に変わってしまうことがあるのです。こうなってしまうととても厄介で、火を通しても干しても消えることがないので、ずっと悪い菌が残ってしまうのです。それが付いている魚を食べてしまうと、食中毒を起こしてしまうわけです。

大抵の菌は、火を通せばしっかり取り除くことができますが、稀に火を通しても消えない菌もある場合もあります。

でもあまり気にしすぎないでくださいね。

購入するときは、できるだけ新鮮な干物を買うようにしましょう。そしてしっかり火を通してから食べるということを気をつけてくださいね。

干物の生焼けの見分け方

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干物の生焼けを見分ける方法って難しくないですか?これくらいかしら。って思ったらまだちゃんと火が通ってなかったり、あとちょっとって思っていたら、焦げていたなんてことも。

私もよく失敗するのですよね。

干物が生焼けかをどうかを見分ける方法としては、身を少しだけほぐしてみてください。その時に、サクッと身が取れたらしっかり焼けています。

生焼けの場合は、身がほぐれにくくなっているので、上手にさけないことが多いですよ。

竹串を刺してみてもわかります。スッーとすんなり入ったら焼けています。焼けていないと、どこかに必ず引っかかりを感じるでしょう。あと、竹串を触ってみて、温かくなっていたら焼けています。

魚1匹丸ごとの干物の場合は、目の部分をみると良いですよ。焼けていると目の部分がすっかり白く濁り、少し飛び出た感じになっています。そして、身の部分がキュッとしまった感じになっていたら出来上がりです。

うっかりすると焼きすぎてしまうので、注意が必要です。冷凍されている干物の場合は、厚めの干物は必ず一度解凍してから焼くようにしてくださいね。

生焼けの見分け方

  • 身が綺麗にお箸でさける。
  • 竹串などスーッとさせ、刺した部分の竹串が温かくなっている。
  • 皮の部分から綺麗に外すことができる。
  • 目の部分が完全に白くなっている。

干物が生焼けの時の対処法

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干物が生焼けの時はどのように対処したら良いのでしょうか?

焼いている最中で、生焼けがわかった場合は、もうちょっとだけそのまま焼き続けてみましょう。

食べている時に、生焼けを発見した場合は、電子レンジを利用すると良いですよ。お皿に並べて、ふんわりラップをかけてから電子レンジで1分から2分加熱してください。お魚の状態を見ながら分数を増やしましょう。一気に温めすぎるとパサパサになって乾燥しすぎてしまい、美味しくなくなってしまうので気をつけてくださいね。

干物の焼き時間はどれくらいが最適?

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干物の焼き時間はどれくらいが最適なのでしょうか?

干物をフライパンで焼く方法と魚焼き器で焼く方法と2種類あります。頭がついているものとそうでないものでも多少焼き時間が変わってくるのです。

頭なしの干物の場合

  1. 身の部分を5分から6分中火で焼きます。
  2. ぱちぱちと音がしてから裏返して3分から4分焼きます。さらにパチパチと音がしてきたら出来上がり。

頭なしの干物の場合は、身の部分から焼き始め、焼き時間は中火でだいたい8分から10分になります。

頭ありの干物の場合

  1. 皮の面を中火で5分から6分焼きます。表面が白くなってきたら裏返します。
  2. 裏側を2分から3分焼きます。パチパチと音がしてきたら出来上がりです。

頭ありの干物もだいたい中火で8分から10分です。頭がついているときは、皮の方から焼き、しっかり火を通します。身の方は短めで焼くだけでOKですよ。

みりん干しの場合

  1. 弱火で身の方から8分焼き始めます。
  2. 裏返しにして、2分焼いたら出来上がりです。

みりん干しの場合は、8分弱火で身の方から焼き始め、裏返しにし、2分ぐらいさっと焼けば出来上がりです。だいたい10分ぐらいです。

ガスの炎を使って焼く場合は、火力が強いので、必ず中火で焼くようにしてくださいね。強火だとすぐに焦げてしまい、中までしっかり火が通らなくなるので注意しましょう。

魚焼きグリルの場合は、炎と魚の距離が近くなるので、必ず弱火でじっくり焼くようにしましょう。そうすると美味しく焼きあがりますよ。

冷凍されている干物の場合、厚さによってもかわってきます。

厚みがあるものは一度解凍させてから焼くと良いですが、それが以外はそのまま焼いてOKです。解凍を上手にしないと水っぽくなってしまうこともあるので注意しましょう。

まとめ

今回の記事では干物の生焼けで食中毒になる?見分け方と対処法も紹介してきました。

食中毒やお腹を壊すこともあるので、しっかり焼いてから食べるようにしてくださいね。頭がついているのとついていないのでは、焼き方も変わってきます。

頭がついているときは、皮から、頭がついていないときは、身の部分から焼き始めましょう。最初に焼くほうをしっかり焼き、ひっくり返してからはさっと火を通す感じで大丈夫です。

もし生焼けになっていたら、電子レンジでさっと温めて火を通すもしくは、さっと焼き直すと良いでしょう。でもやりすぎると乾燥してしまい、身がパサパサになってしまうので気をつけてくださいね。

生魚よりは、干物なので食中毒の危険性は多少少なくなりますが、それでもやっぱり心配なので、しっかり火を通してから食べるようにしてくださいね。もし万が一生焼けを食べてしまって、異変に気付いたら迷わずに、病院に行くことをオススメします。

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