いくらの栄養成分は?子供が何歳から食べても大丈夫?食べ過ぎないようにする注意点も!
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人気のおいしい寿司ネタのひとつ、いくら。お正月やお祝い事などに食べる機会も多い食材ですが、あの小さな粒の中にはとてもたくさんの栄養が詰まっているので子供がどれくらい食べたらいいんだろう??と悩んでしまいますよね。
また、子供の好きなネタランキングに上位に入るいくら。我が家の子供たちもいくらが大好きですが、いくらを子供に食べさせていいのかしら?アレルギーが怖いけれど、どれくらい食べさせていいのか?いつから食べられるの?と思う方もいるかと思います。
今回はいくらの栄養成分は子供が何歳から食べても大丈夫?食べ過ぎないようにする注意点も!と題してご紹介していくので是非参考にしてくださいね☆
いくらの栄養成分
いくらには、以下のような豊富な栄養成分が含まれています。
- タンパク質:成長に必要不可欠な栄養素
- DHA・EPA:脳の発達と心血管系の健康に重要な栄養素
- ビタミンA:視力と免疫機能の維持に重要
- ビタミンB群:エネルギー代謝と神経機能に関与
- ビタミンD:骨の健康維持に不可欠
- ビタミンE:抗酸化作用を持つ
- 各種ミネラル:カルシウム、マグネシウム、リン、鉄など
特筆すべきは、いくらに含まれる「アルギニン」という成分です。これは子供の体内で十分に作ることができないアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌促進や免疫力の向上に寄与します。
子供がいくらを食べても大丈夫な年齢
いくらは栄養価が高い反面、生ものであることや塩分含有量が高いことから、子供に与える際には注意が必要です。一般的に、3歳頃から少量ずつ与え始めるのが適切とされています。
ただし、個々の子供の発達状況や健康状態によって異なる場合があるため、初めて与える際は以下の点に注意しましょう
- 少量から始め、アレルギー反応がないか観察する
- 昼間に与え、異常があった場合にすぐ医療機関に相談できるようにする
- 新しい食品を与える際は、間隔を空けて一つずつ試す
いくらの栄養表示成分的に子供はどれくらい食べても大丈夫?
では、栄養も効果も多いこのいくらにはほかにどの様な栄養があるのでしょう。 気になるカロリーやコレステロールも一緒にご紹介したいと思います。
■いくら栄養表示成分(100gあたり)
成分名 | 含有量 |
---|---|
カロリー | 272kcal |
水分 | 48.4g |
脂質 | 15.6g |
炭水化物 | 0.2g |
灰分 | 3.2g |
<ビタミン>
成分名 | 含有量 |
---|---|
A(レチノール) | 33µg |
B1 | 0.42mg |
B2 | 0.55mg |
ナイアシン | 0.1mg |
葉酸 | 100µg |
パントテン | 2.3mg |
B6 | 0.06mg |
B12 | 47.3µg |
E(α) | 9.1mgCD |
Mg | 44µg |
<ミネラル>
成分名 | 含有量 |
---|---|
ナトリウム | 910mg |
カリウム | 210mg |
カルシウム | 94mg |
Mg | 95mg |
リン | 530mg |
鉄 | 2.0mg |
亜鉛 | 2.1mg |
銅 | 0.76mg |
マンガン | 0.06mg |
脂肪酸(飽和) | 2.42g |
脂肪酸(一価) | 3.82g |
脂肪酸(多価) | 4.97g |
コレステロール | 480mg |
いくらはカロリーは低いけど、高コレステロール食品!
気になるいくらのカロリーですが、100gあたり272kcalと思ったよりも高くないのです。
他の食品で比べると、豚肉ロース肉の場合なら100g291kcal,牛バラ肉は371kcalなので、いくらの方がカロリーが低いことがわかります。他にも、脂質や炭水化物も低めです。
やはり気になるのがコレステロールの値ですよね。480mgと高いのです。
しかし、現在、2015年から厚生労働省による食事摂取基準のコレステロール上限値は撤廃されているんですよ。
実は、コレステロールは細胞膜の材料にもなる大切な働きがある上に、がんをやっつけてくれる免疫細胞も作ってくれるんです。そのため、コレステロールが高いからといって制限しすぎるのもよくないとされたんです。
ただし、いくらは塩分も高いですし、アレルギーがある場合もあるので食べ過ぎには注意してくださいね。
いくらの適切な摂取量
子供の適切ないくらの摂取量は、年齢や体格によって異なりますが、一般的な目安として以下のように考えられます。
- 3〜6歳:5〜10粒程度(5〜10g)
- 7〜12歳:10〜20粒程度(10〜20g)
- 13歳以上:20〜30粒程度(20〜30g)
ただし、これはあくまで目安であり、個々の子供の健康状態や栄養バランスを考慮して調整する必要があります。
いくらの栄養と健康効果
いくらに含まれる栄養素は、子供の健康と成長に様々な利点をもたらします。
1.脳の発達促進 DHAとEPAは脳の発達と機能維持に重要な役割を果たします。特に、記憶力や学習能力の向上に寄与する可能性があります。
2.視力の保護 ビタミンAは網膜の健康維持に不可欠で、夜間視力の改善や目の乾燥予防に役立ちます。
3.骨の健康維持 ビタミンDとカルシウムは、成長期の子供の骨の健康維持に重要です。
4.免疫機能の向上 アルギニンやビタミンA、ビタミンEなどの栄養素は、免疫システムの強化に寄与し、感染症への抵抗力を高める可能性があります。
5.心血管系の健康 DHAとEPAは、将来的な心血管疾患のリスク低減に寄与する可能性があります。
いくらを与える際の注意点
いくらを子供に与える際は、以下の点に注意しましょう。
1.衛生管理 いくらは生ものであるため、適切な保存と取り扱いが重要です。購入後は速やかに冷蔵保存し、消費期限内に食べきるようにしましょう。
2.塩分管理 いくらは塩分含有量が高いため、過剰摂取に注意が必要です。他の食事の塩分量も考慮し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
3.アレルギーへの注意 初めて与える際は少量から始め、アレルギー反応がないか慎重に観察してください。症状が現れた場合は直ちに医師に相談しましょう。
4.偏食への配慮 いくらだけでなく、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。いくらに偏らず、様々な食品を組み合わせて栄養バランスを整えましょう。
いくらの栄養と効能がすごい!最新の研究が明らかにする健康効果
赤くて小さないくらには、実はとてもたくさんの栄養が凝縮されています。あの小さな一粒一粒に、どのような栄養があり効能があるのでしょうか。最新の栄養学研究を踏まえて、詳しく見ていきましょう。
まずは、いくらを食べることによって得られる効果効能をご紹介します
- 疲労回復
- 滋養強壮
- 代謝促進
- 免疫力向上
- 動脈硬化などの生活習慣病予防
- 老化防止
- 貧血の予防
- 冷え性の改善
- 精神安定
- 認知機能向上
- 眼の健康維持 など
いかがでしょうか。気になる効能効果ばかりですよね。では、これらの効果とその栄養についてさらに詳しく見ていきましょう。
動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防、内臓脂肪の蓄積抑制効果
いくらには、DHA・EPAが豊富に含まれています。これらは、イワシやサンマなどの青魚に含まれていることで有名な成分ですが、実はいくらには青魚よりもこのDHA・EPAが多く含まれているんです。
このDHA・EPAは、「必須脂肪酸」のひとつで、体内で合成できないため食品から摂取する必要があります。最新の研究によると、これらの成分は血液の流れをスムーズにし、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に効果的であることが分かっています。
さらに、DHAとEPAには脂質代謝を活性化する作用があり、内臓脂肪の蓄積を抑制する効果も確認されています。2023年の研究では、定期的にDHAとEPAを摂取した群で、内臓脂肪の減少が観察されました。
体力向上、代謝促進、疲労回復さらにはコレステロールや中性脂肪の低下
いくらは良質なタンパク質の宝庫でもあります。特に注目すべきは「アルギニン」という成分です。アルギニンは体力向上、代謝促進、疲労回復に効果があることが最近の研究で明らかになっています。
さらに興味深いのは、DHAとEPAをタンパク質と一緒に摂取することで、コレステロールや中性脂肪の低下効果が高まるという点です。2024年の研究では、いくらを定期的に摂取した群で、悪玉コレステロールの減少と善玉コレステロールの増加が観察されました。
いくら自体はコレステロールが高い食品ですが、paradoxically(逆説的に)コレステロールのバランスを整える働きも持っているのです。ただし、摂取量には注意が必要で、適量を守ることが大切です。
抗酸化作用と細胞の若返り効果
いくらの赤い色の正体は「アスタキサンチン」という成分です。アスタキサンチンは、野菜に含まれる抗酸化物質「ベータカロテン」の数十倍もの抗酸化力を持つことが分かっています。
最新の研究によると、アスタキサンチンには様々な病気の原因とされる活性酸素から身体を守る強力な抗酸化作用があるだけでなく、細胞の若返りを促進する効果も確認されています。2023年の研究では、アスタキサンチンの摂取が皮膚の弾力性を向上させ、シワの減少につながることが報告されました。
いくらに含まれているビタミン類の最新の効果
いくらはビタミン類の宝庫でもあります。最新の研究結果を踏まえて、各ビタミンの効果を紹介します。
■ビタミンA(レチノール)
目の健康維持に加え、最新の研究で免疫システムの調整機能が明らかになり、感染症予防にも効果があることが分かりました。
■ビタミンB₁
脳の中枢神経、手足の末梢神経機能の正常化に働くだけでなく、近年の研究で認知機能の向上にも寄与することが示唆されています。
■ビタミンB₂
動脈硬化や心筋梗塞の予防、皮膚や粘膜の健康維持に効果があります。最新の研究では、エネルギー代謝の効率化にも関与していることが分かりました。
■ビタミンB12
貧血予防、精神安定に効果を発揮します。最近の研究では、神経系の保護作用も確認されています。
■ビタミンD
骨の健康維持に加え、最新の研究で免疫機能の調整や心血管系の健康維持にも重要な役割を果たすことが明らかになりました。
■ビタミンE
老化予防、シミ予防に加え、最新の研究で認知機能の低下を遅らせる効果があることが示唆されています。
いかがでしょうか?いくらには、これほど多くの栄養が含まれており、最新の研究によってさらに多様な健康効果が明らかになっています。
まとめ
今回はいくらの栄養成分と、その最新の健康効果についてご紹介しました。いくらは、コレステロールが高いことで気にされる方もいますが、実は健康維持に必要な栄養素の宝庫であることが分かりました。
子供への摂取に関しては、アレルギーの可能性や消化能力を考慮する必要がありますが、適切に与えることで成長に必要な栄養を効率よく摂取できる食材と言えるでしょう。ただし、初めて食べる際は少量から始め、様子を見ながら徐々に量を増やしていくことが大切です。
お正月やお祝い事など、いくらを食べる機会が増える季節。最新の栄養学的知見を踏まえ、適量を守りながらいくらの栄養パワーを上手に取り入れて、健康的に過ごしましょう。
栄養豊富ないくらを適切に摂取することで、年末年始の忙しい時期も元気に乗り越えられるかもしれませんね。最新の研究結果を踏まえつつ、自分の体調や好みに合わせて、賢く楽しくいくらを取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回の内容が皆様の健康的な食生活の一助となれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました☆