クッキー生地が柔らかい時の対処法!型抜きしやすい硬さはどれくらい?
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自宅で簡単に手作りができて、料理初心者の方にも挑戦しやすいお菓子といえばクッキーですよね。
初めて作ったお菓子がクッキーだったという方も多いのではないでしょうか。アレンジもしやすく、気軽に作ることができます。
そんなクッキーですが、生地が柔らかくて型抜きが上手く出来なかったという失敗談が多く聞かれます。生地が柔らかい時の対処法はあるのでしょうか?そもそも、生地が柔らかいまま焼いてしまうと失敗してしまうのでしょうか?
今回は、クッキー生地が柔らかい時の対処法や、型抜きしやすい硬さについてご紹介します。
クッキー生地が柔らかい時の対処法!
まず、クッキー生地が柔らかい原因はいくつか考えられます。
①クッキー生地の温度が高くなっている。
まずクッキー生地が柔らかい原因として一番多いのが、生地の温度が高くなっていることです。
生地に混ぜ込むバターは基本的に常温で溶かしますが、時短のために電子レンジで加熱して溶かすこともありますよね。
電子レンジで加熱したことにより、高温のバターを生地に混ぜ合わせることで、生地の温度も高くなってしまうのです。他にも室温や手の温度など、生地の温度が高くなってしまう要因は調理する環境の中でいくつもあるので注意が必要です。
生地が柔らかい時の一番簡単な対処法は、冷蔵庫で生地を寝かせる方法です。
生地をボウルに入れてラップで覆い、冷蔵庫で2時間程寝かせてみてください。生地の温度を下げることで、柔らかい生地がまとまりやすくなります。
②水分量が多すぎる
次にクッキー生地が柔らかい原因として考えられるのが、生地に含まれる水分が多すぎるということです。
使用する材料によっては、適量を使用したはずが水分が多くなってしまうことや、大きい卵を使用することで生地が柔らかくなってしまうこともあります。
水分が多くて生地が柔らかい時の対処法は、**小麦粉を少しずつ足してみることです。**生地の水分量に対して粉の量が少ないために生地が柔らかくなっているので、小麦粉を足すことでバランスが合い、生地がまとまりますよ。
クッキー生地が柔らかいまま焼くとどうなる?
クッキー生地が柔らかい場合の対処法はあるのですが、何も対処せずに生地が柔らかまま焼くとどうなるのでしょうか。
クッキーの生地が柔らかいまま焼くと、焼きあがった後も柔らかいクッキーになってしまう可能性があります。
焼き上げたばかりのクッキーは柔らかい状態のこともあるのですが、熱を冷ましても柔らかいままであれば生焼けしていることが多いです。
生地がまとまらないままレシピに記載されている通りの時間で焼いたとしても、生地の中の水分が乾燥しきれずにクッキー自体が柔らかくなってしまいます。
焼き直しは可能でも、デメリットも…
焼き上げたクッキーが柔らかくても焼き直しすることができますが、それでもクッキーが乾燥してパサパサとした食感になったり、硬いクッキーになってしまう可能性もあります。
また、生地が柔らかいまま型抜きをすると、作りたかった形が崩れてしまうこともあります。
シンプルな形であれば気にならないかもしれませんが、複雑で細かい形に型抜きをするには、生地が柔らかいままでは上手くいきません。
型抜きができたとしても、オーブンで焼いている間に形が崩れてしまったり、細かい部分が折れてしまうこともあるので、生地の硬さには注意が必要です。
クッキー生地が柔らかい時は冷凍するといいって本当?
クッキー生地が柔らかく、対処してもなかなかまとまらない時は冷凍してみる手段もあります。
生地の状態を確認しながら10分程冷凍庫で冷やすことで短時間で生地がまとまります。しかし、冷凍する時間が長すぎると硬くて型抜きができない程凍ってしまうので、冷凍時間には注意が必要です。
また、生地を冷凍してアイスボックスクッキーを作ることも出来ます。**生地を棒状に伸ばして30分~2時間程冷凍し、包丁で5mm~7mmの幅に切ります。**そして天板に並べてオーブンで焼けば完成です。平らに伸ばした生地に型抜きをして形成するクッキーとは調理工程が少し異なりますね。
冷凍しすぎると生地がかたくなるので注意!
クッキー生地が柔らかくてまとまらない場合、型抜きをする前に冷凍庫に入れて対処する方法もありますが、冷凍しすぎると生地が硬くなってしまいます。
時短のために冷凍庫に入れたはずが、結局時間がかかってしまうなんてことにもなりかねません。型抜きをしてクッキーを作りたい時は、時間がかかっても冷蔵庫で冷やして対処することがオススメです。
また、生地をしっかり冷凍してアイスボックスクッキーを作ることもできるので、生地が柔らかくてうまくいかない時はアイスボックスクッキーに方向転換することも一つの手段です。
型抜きしやすいクッキー生地の硬さはどれくらい?
作りたいクッキーの型によって、ちょうどいい生地の硬さは異なります。シンプルなデザインであれば、多少柔らかくても形が崩れることはありません。
しかし少し複雑な細かいデザインに型抜きをする場合、生地が柔らかいまま型抜きをすると、上手く形成できずにデザインが崩れてしまいます。
何度か生地を広げて作りたいデザインの型抜きをしてみて、綺麗に型抜きができる硬さまで生地を整える必要があります。
生地が柔らかいとデザインによっては型抜きが上手くいかないことがありますが、生地が硬すぎてもクッキーそのものが硬くなってしまいます。
生地をこまめにチェック!
生地が柔らかいからといって生地を触りすぎるとあっという間に硬くなってしまうので、生地の様子を小まめにチェックしながら作業してくださいね。
生地の硬さは材料の分量に左右されやすいので、心配な方は分量が個数ではなくグラムで書かれているレシピを参考にしましょう。
特に卵は使用するものによって大きさが異なるので、重さを計測して使用することで生地が柔らかくなることを防ぎます。
また、ちょうどいい硬さの生地を作ることができても、生地を平らに伸ばす時に厚さが均一になっていなければ型抜きに失敗することもあります。
型抜きの前に、生地の硬さや厚みに問題はないかチェックしておきましょう。
まとめ
今回はクッキー生地が柔らかい時の対処法!型抜きしやすい硬さはどれくらい?と題してお伝えしてきました。
クッキーは年齢問わず、自宅で誰でも簡単に作ることができるお菓子です。そうは言っても、材料の分量や温度によって生地が柔らかくなってしまうことがありますよね。
そんな時は、型抜きをする前に丁寧に対処をして型抜きしやすい硬さになるまで調整しましょう。もしくは生地を冷凍庫に入れて、型抜きではなくアイスボックスクッキーを作る手段もあります。
生地が柔らかいまま型抜きを強行する前に、冷蔵庫で生地を寝かせたり小麦粉を追加して対処をするか、アイスボックスクッキーに方向転換して美味しいクッキーを作りましょう。