シフォンケーキとスポンジケーキの違いは?簡単なのはどっち?
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ふわふわのケーキ記事と言えばスポンジケーキが定番ですが、同じくふわふわのスポンジ生地の代表格として「シフォンケーキ」がありますよね。
スポンジケーキとシフォン生地。一見同じように見えるけど、一体何が違うんだろう?と疑問に感じている方も多いかもしれませんが、同じふわふわのスポンジ生地のようでも材料と作り方が違うんですよ。
今回は、シフォンケーキとスポンジケーキの違いについて、また、どちらが簡単に作れるかもご紹介していくので参考にしてくださいね。
シフォンケーキとスポンジケーキの違いは?
スポンジケーキとシフォンケーキの違いは何でしょうか?ほとんど同じふわふわのスポンジ生地ですよね?
シフォンケーキとスポンジケーキの大きな違いは、
・スポンジケーキは「バター」を使っている。 ・シフォンケーキは「サラダ油(または植物油)」を使っている。
というところだと思います。 もう一つがメレンゲを作るか?それとも作らないか?というところですね。
この「油」の違いが、そのままシフォンケーキとスポンジケーキの違いの最大の特徴となります。
シフォンケーキはサラダ油のおかげでふわふわに!
シフォンケーキは「サラダ油(または植物油)」を使っています。サラダ油は常温では液体状ですよね?
なのでこの油を使ったケーキを焼き上げるとふわふわになります。その代わり、萎むのも特徴で、シフォンケーキは焼きあがったままにしておくと形を保つことができず、萎んでいきます。
シフォンケーキを焼いた後型から出さずにおいておくとだんだん沈んできますよね?あの現象です。
だから、シフォンケーキは焼いた後、逆さまにしてふわふわを保つようにしますよね。
スポンジケーキはバターを使っているからこそ、しっかりした焼き上がりに!
反対にスポンジケーキは油に「バター」を使っています。
このバターは焼いているときは生地の中で溶けていますが常温では固体状(固まっている)です。
なので、このバターを使ったスポンジケーキは焼きあがったらシフォンケーキのように逆さにしなくても形を保つことができるんですよ。
シフォンケーキの材料と作り方のコツ
それでは、シフォンケーキの材料をおさらいしておきましょう。
(17㎝シフォン型1個) ・卵3個 ・砂糖60g ・水(牛乳でもOK)35㏄ ・サラダ油 35㏄ ・薄力粉 60g
【作り方】
- 材料を計る(お菓子作りは計量が大事です)オーブン余熱開始(目安200℃)
- 粉は一度振るっておく
- 卵は卵黄と卵白にわけ、卵黄をほぐしてから、砂糖の10g程度を加えホイッパーでよく混ぜる(泡立てなくてよい)
- 水とサラダ油を少しずつ加えてよく混ぜる
- 粉を再度振るいながら一度に加える。真ん中ぐるぐる混ぜていき全体をよく混ぜる。固さはホットケーキの生地くらい)
- 卵白に砂糖を3回くらいにわけて加えながら高速で泡立てる
- きめ細かい泡が立ち、倍量になったら残りの砂糖の半分を加え、さらに高速で泡立てる。
- もこもこして軽く角が立つくらいになったら残りの砂糖を加えて高速で泡立て、うねうねと蜘蛛のような感じになりだしたら完成間近、低速にしてつやを出す。角が立ったらメレンゲの出来上がり。
- 5に8のメレンゲをホイッパーひとすくい分入れて混ぜこむ
- 残りのメレンゲの半分を入れたら、底の部分は混ざらなくていいので軽く混ぜこむ
- 最後に、残りのメレンゲを加え、卵白の塊を軽くつぶしながら生地の上のほうで混ぜる
- へらに持ち替えて、底のほうの生地を丁寧に20から30位混ぜる均一になったら混ぜ過ぎないこと
- 何も塗らない型に流し、トントンと筒を押さえて気泡を抜く
- オーブンで焼く。焼き色がつき始めたら、表面にナイフで何か所か切れ目を入れる
- 焼きあがったら、竹ぐしを刺して何も付いてこないかチェック
- マグカップや瓶に逆さにして冷ます。筒の中が冷めたらOK
- ナイフで取り出す
シフォンケーキの作り方のコツは「メレンゲの固さ」です。メレンゲをしっかり泡立てすぎてもいけません。
ホイッパーですくうと柔らかいツノがふんわりと立ち、そのあと曲がるくらいの柔らかいメレンゲが最適ですよ。
スポンジケーキの材料と作り方のコツ
次にスポンジケーキの作り方をおさらいしましょう。
18cmデコ型一台 ・卵3個 ・砂糖(グラニュー糖)85g ・薄力粉 95g ・バター30g ・牛乳 30g
【作り方】
- 材料を計量する。卵は常温に、バターと牛乳は合わせて湯煎で溶かす。
- 粉類は一度振るっておく。オーブン余熱開始(180℃ 目安)デコ型に敷き紙を敷いて用意する.
- ボウルでグラニュー糖と卵を合わせる。ハンドミキサー低速で卵白のこしを切るように混ぜます。
- グラニュー糖を全部入れ、ハンドミキサーを中速で混ぜ合わせます。
- 卵液を湯煎にかけます。ハンドミキサーは止めず、卵液は人肌くらいまで温めます。
- 卵液を泡立てます。ハンドミキサーは高速に。もったりとするまで泡だてます(ハンドミキサーで液を持ち上げたらのの字が書けるくらい)
- 卵液の気泡を均等にします。ハンドミキサーは低速で一分ほど。
- 薄力粉と合わせます。薄力粉は振るいながら半分ずつ加えます。一度目はざっくりと、二度目は粉気がなくなるまで、へらに持ち替えて合わせます。
- バターと牛乳を合わせます。7の生地からホイッパー一すくい分くらい入れてしっかり混ぜ合わせます。
- 8を7へ投入し混ぜ合わせます。水分と油分が卵と粉に十分に混ぜ合わされるように混ぜます
- 出来上がり生地はへらで持ち上げるとリボン状に落ちます。その生地を用意していた方に流し込みます。低い位置から流してください
- 余熱したオーブンで焼きます。焼き上がりは竹串をさして確認、何もついてこなければ完成です。
- 高い位置からドスンと落とし焼き縮みを防ぎます。
- 型から出して冷まします。濡れふきん等で乾燥を防ぎましょう。
- ラップなどで包んで完全に冷やします。出来上がりです。
スポンジケーキの作り方のコツは「卵液の温度」です。あまり冷えすぎていては泡立ちませんし、熱すぎると固まってしまうので注意してくださいね。
シフォンケーキとスポンジケーキ簡単なのはどっち?
スポンジケーキとシフォンケーキの違いは理解していただけましたか?
それではシフォンケーキとスポンジケーキ、作るならどっちが簡単なのか?というところですが、メレンゲの別立てのこと、焼きあがった後の処理、それにデコレーションのことを考えるならば、スポンジケーキのほうが簡単に作れると言えます。
スポンジケーキはバターが固形に戻ることで固まりますので、簡単にきれいに生クリームを塗ることが出来ますし、フルーツやチョコレートなどのデコレーションも行いやすいです。
ウエディングケーキにも使える!
重みに耐えることが出来るケーキなので、たくさんのデコレーションを行え、ウエディングケーキに使えばマジパンで作成した男女の人形を載せたり、お花を載せて飾ることが出来ます。
もちろん、シフォンケーキのデコレーションケーキもありますが、クリームを固めに泡立ててデコレーションすることは出来ませんし、いろいろフルーツやチョコレートなどを載せるにも沈まない程度にしか飾れないので、スポンジケーキよりも高度な技術が必要かと思います。
まとめ
スポンジケーキとシフォンケーキの違いを作り方や特徴から調べていきましたが、いかがだったでしょうか?
同じ材料でも作り方で出来上がるケーキが違うのは面白いですよね。
スイーツ作成初心者の人にはシフォンケーキ、スポンジケーキどちらもハードルが高いのかもしれませんが、スイーツ作成での成功体験で今後の食生活も豊になると思いますよ。
是非失敗の少ないスポンジケーキの作成から初めてみませんか?かわいく飾って美味しいケーキを作成しましょう。