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ピーマンとの違いは? 断然、得するパプリカの食べ方&冷凍保存のすすめ

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90年代に出回り始め、今ではスーパーの青果コーナーでもおなじみになったパプリカ。通年で出回っていますが例年、春から初夏にかけて出荷量が増えることをご存知ですか? 出荷量が多い時期は、パプリカが安くなりやすい狙い目。しかも、姿は緑色のピーマンに似ていても、栄養価や健康に役立つ機能性成分の多さは段違い! 食べるならパプリカのほうが得といわれる理由と上手な食べ方、保存方法をご紹介します。

そもそもはピーマンの仲間。でも、栄養面ではパプリカのほうが優秀!

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ピーマンとパプリカはどちらもナス科トウガラシ属に分類され、緑色のピーマンは熟す前に収穫されたもの。完熟すると赤い色素が増え、赤ピーマンになります。さらに、パプリカはアメリカで品種改良された100g以上の大きなベル型ピーマン。成熟してから収穫され、カラフルで肉厚、みずみずしく甘味が強いことが特徴です。日本には韓国やニュージーランド、オランダなどから輸入されていますが、国内でも栽培されて年々出荷量が増えています。

つまり、似ているのは当然で、品種は違っても同じピーマンの仲間です。果肉が厚く大型サイズになると、パプリカとして販売されます。

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栄養面では緑色のピーマンとパプリカを比べた場合、ミネラルは同様に含まれますが、注目すべきはビタミンです。どちらもカロテン、ビタミンC・Eなど、細胞の老化を防ぎ、免疫力を高める抗酸化作用の強いビタミンを含んでいます。しかし、概ねパプリカのほうが含有量は多く、特に赤パプリカにはβ-カロテンとビタミンCが緑ピーマンの2倍以上ビタミンEは5倍以上も含まれています。

カロテンは体内で必要量がビタミンAに変換されるため、この3つは免疫力を高める「ビタミンA・C・E」(エース)と呼ばれています。ひとつの野菜でこの3つを緑ピーマンより多くとれることが、食べるならパプリカのほうが得といわれる大きな理由です。

パプリカの強みは色。ほかにはない抗酸化力の強い色素成分も!

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パプリカも未熟の状態では緑色をしていますが、熟すとカラフルになります。色の違いは収穫のタイミングで成熟度が異なるためで、熟すほど黄からオレンジになり、完熟すると赤に変化します。

これは、カロテノイドと総称される天然の色素成分による変化です。カロテノイドは、植物が紫外線による活性酸素の害から身を守るために備わった抗酸化物質。人体でも強い抗酸化作用を発揮するといわれ、β-カロテンやアスタキサンチンなどが知られていますが、700種類以上あることがわかっています。

黄パプリカ……早めに収穫され、抗酸化力の高いα-カロテン、ルテインという黄の色素成分が含まれています。ルテインは人の体内では目の健康維持、加齢による眼病予防に役立ち、目のサプリメントにも使われています。

赤パプリカ……β-カロテンのほか、赤い色素のカプサンチンが豊富に含まれています。カプサンチンの抗酸化力はβ-カロテンの1.5倍といわれ、老化や生活習慣病などの予防効果が期待されています。ほかにも、赤パプリカでしか摂取できない色素成分もあり、パプリカキサントフィルと呼ばれサプリメントの成分として注目されています。

オレンジパプリカ……黄パプリカから赤パプリカに変わる中間で収穫され、両方の色素成分が含まれています。α・β-カロテンや目の健康維持に役立つゼアキサンチンカプサンチンなどが含まれ、バランスよく両方の色素を摂取できます。

せっかくなら色を楽しみつつ、効率のいい食べ方をしよう

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ピーマンは組織が強く、加熱しても含まれるビタミンCが壊れにくいという特性があり、パプリカも加熱によるビタミンCの損失はほとんどないといわれます。さらに、ピーマンやパプリカの繊維は、ヘタから下へ縦方向に流れています。果汁や栄養の流出、空気に触れるのを避けるには、なるべく繊維に沿って縦に切るのがおすすめです。

また、パプリカに多いカロテンやビタミンEは油に溶ける性質のため、油と一緒にとると体に吸収されやすくなります。パプリカはピーマンのような苦味や青くささがなく、甘味があってジューシーです。サラダなど生で食べてもおいしく、お弁当に使えば彩りにもなります。たとえば、こんな食べ方で日常の定番にしては。習慣化するには、調理が簡単なこともポイントです。

生で簡単/縦に切る/油と一緒に ⇒ バーニャカウダ

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カラフルなパプリカは、縦方向のスティック状に切るだけ。ソースにオリーブ油も使われるので、たっぷりつけて一挙両得。子どもにはツナマヨのディップも、油分が含まれておすすめ。

生で簡単/縦に切る/お弁当にも ⇒ 彩りピクルス

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ピクルス液に漬ける食材はゆでる場合もありますが、パプリカは生でもOK。縦方向のスティック状に切り、甘酢のピクルス液に漬ければ日持ちもします。パプリカだけで漬ければ、お弁当のすき間を埋めつつ彩りに活躍。

トースターで簡単/縦に切る ⇒ パプリカ寿司&のり巻き

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赤やオレンジ色のパプリカで作ると、マグロやウニのようとダイエット食、ビーガン食としても人気。パプリカは皮目をオーブントースターでこんがりと焼き、粗熱が取れたら皮をはがすようにむいて適宜切るだけ。握りやのり巻きにすると彩りがよく、意外にしょうゆとの相性もいい。

定番で簡単/縦に切る/油と一緒に ⇒ パプリカの肉詰め

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ピーマンの定番おかずをパプリカでも。果肉に厚みがあるので肉だねを詰めやすく、縦半分に切るほか、輪切りで筒状にしたり詰め方も自在。肉厚なぶん、食べごたえがアップ。ジューシーで甘味があり、子どもにも食べやすい。

買ったら生食用を取りおき、加熱用は冷凍保存。これで栄養も鮮度もキープ!

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パプリカを買うときは、皮にパンと張りがあって色鮮やかで、重みのあるものを選びましょう。へたの緑色がきれいで、みずみずしいほど新鮮です。

鮮度を保つコツは、ペーパータオルで水けをよく拭き取ること。乾燥しないように保存袋に入れ、使いかけは切り口にぴったりとラップを密着させて包みましょう。切り口が空気に触れると、劣化しやすくなります。

そこで、生で食べる分は冷蔵で取りおき、加熱用は冷凍保存するのがおすすめです。調理メニューに合わせて切り、1回に使う量を小分けにして、ラップにきっちりと包んでから保存袋に入れて冷凍しましょう。

また、パプリカは冷凍しても形はくずれませんが、解凍すると水けが出てやわらかくなりがちです。凍ったまま鍋やフライパンで手早く加熱調理するほうが、色鮮やかで歯ごたえも残りやすくなります。

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品種によっては、紫や黒のパプリカもあり、これらはポリフェノールのアントシアニン色素によるものといわれます。どの色にせよ、カラフルなパプリカには強い抗酸化力があります。免疫力アップのためにも、普段から食べる習慣をつけることが肝心です。

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