新生活の体調管理におすすめ！春キャベツの栄養やレシピをご紹介

February 14|5 min read

「春キャベツ」とは？

「春キャベツ」とは、秋（9～11月）に種を蒔き、翌春（3～5月）に収穫されるキャベツのことです。別名**「新キャベツ」**とも呼ばれ、春に旬を迎える野菜の一つとして親しまれています。

「春キャベツ」の特徴

「春キャベツ」には次のような特徴があります。

葉がやわらかい
濃い緑色をしている
水分を多く含む
甘みがある

「春キャベツ」はシャキシャキとした食感でありながらやわらかく、ほんのりとした甘みがあることで知られています。また、葉の色は濃い緑色をしており、小ぶりなものから中くらいのものまで大きさはさまざまです。

さらに、「春キャベツ」は水分を豊富に含んでおり、春らしいみずみずしさを楽しめる野菜としても人気があります。

「春キャベツ」の主な産地

「春キャベツ」の主な産地は、千葉県の銚子市や愛知県の田原市、神奈川県の三浦市など、冬でも暖かい「海洋性気候」の地域です。

「海洋性気候」とは、その名の通り海洋の影響を強く受ける地域のことで、一年を通して温暖で湿度が高いという特徴があります。

なかでも春キャベツの年間収穫量が第一位の銚子市は、最も寒さが厳しい冬の厳寒期でも最低気温が2.4度を超える温暖な気候のため、春キャベツの栽培に適しているとされます。

「冬キャベツ」との違い

キャベツには「春キャベツ」のほかに「冬キャベツ」もあります。「冬キャベツ」とは夏に種を蒔き、その年の冬～翌春（11～3月）にかけて収穫をするキャベツのことです。

「春キャベツ」は「春玉」とも呼ばれ**、全体が球形で葉の巻きがゆるく、葉がやわらかいことが特徴です。それに対して「冬玉」とも呼ばれる「冬キャベツ」は全体の形が扁平で葉はかたく巻かれており、1枚1枚の葉がしっかりしている**という違いがあります。

やわらかい「春キャベツ」はサラダ、しっかりした「冬キャベツ」は煮込み料理など、それぞれのキャベツの特性に合わせた調理法を選ぶことで、より美味しく旬のキャベツを楽しむことができます。

「春キャベツ」は栄養がたっぷり！

「春キャベツ」には、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カロテン、カリウム、食物繊維などの栄養素が多く含まれており、なかでもビタミンCとビタミンUの含有量が豊富なことで知られています。

ビタミンCには、皮膚や血管の老化を防いで免疫力を高める働きがあります。また、ビタミンUには、胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜を修復する働きがあります。ちなみに、ビタミンUの別名は「キャベジン」といい、同名の胃腸薬が存在することでも知られています。

上記のような点からも、慣れない新生活で体調を崩しやすい季節にぴったりの健康応援野菜といえるでしょう。

ただし、ビタミンCやビタミンUは水に溶けやすく、また、熱に弱いという性質があるため、栄養素を逃さずに食べられるサラダやスープなどの調理法がおすすめです。

簡単でおいしい！「春キャベツ」のおすすめレシピ

「春キャベツ」はさまざまなレシピで楽しむことができます。ここでは、初めて一人暮らしをする人など、料理初心者の人でも気軽にチャレンジできる、簡単でおいしい「春キャベツ」のおすすめレシピをご紹介します。

春キャベツと昆布のあえもの

「春キャベツ」をざく切りにして昆布とあえるだけの、お手軽時短レシピです。美味しくて栄養たっぷりの副菜をあっという間に作ることができます。

<table><tbody><tr><td>＜作り方（2人分）＞<br><br>１．春キャベツ（250g）をざく切りにして、塩（小さじ1/2）をまぶし10分間おく。<br>２．春キャベツがしんなりとしたら、塩昆布（4g）、ごま油（大さじ1）、白ごま（小さじ1）を合わせてあえる。</td></tr></tbody></table>

春キャベツのスープ

煮込んだ「春キャベツ」をスープと一緒にいただくことで、「春キャベツ」の栄養素を丸ごと摂ることができます。煮ることでやわらかさと甘みが増した「春キャベツ」は絶品です！

<table><tbody><tr><td>＜作り方（2人分）＞<br><br>１．春キャベツ（200g）をざく切りにする。<br>２．ベーコン（30g）を1cm幅に切る。<br>３．鍋にチキンスープ（カップ2）を入れて中火で加熱し、煮立ったら、2のベーコン、グリンピース（50g）、1のキャベツを加えて塩・こしょう（各少々）を加える。再び煮立ったら弱めの中火に弱めて蓋をし、そのまま5分ほど煮る。</td></tr></tbody></table>