冬の寒さに!ゆず茶で体の芯から温まろう!
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年末に近づくにつれ、寒さが厳しくなってくる冬。服装だけでなく、日々の食生活からも温かさを取り入れたいですよね。
本記事では、冬に飲みたいゆず茶について紹介します。
ゆず茶に含まれる成分やおいしい飲み方、ゆず茶の効果についても紹介するのでぜひ参考にしてください。
ゆず茶とは?
ゆず茶とは、ゆずを原料にした茶外茶のことで、韓国の伝統的な飲み物となっています。韓国ではゆずは基本的にゆずの果皮、果実を加熱せず砂糖漬けしていますが、日本では、果汁や、生の果肉、果皮を使うことが多いです。
ゆず茶には大きく分けて3種類があり以下の内容となっています。
- ゆずを砂糖や蜂蜜などに漬けてジャムにしたもの
- ゆずの皮を乾燥させて煎じたもの
- ティーバッグ状のもの
ジャム状にしたものは、お湯に溶かして飲むのが一般的ですが、パンやクラッカーにつけたりして食べるなど、アレンジしやすいです。皮を乾燥させたものは粉末状になっているので、お湯に混ぜるだけでなく、料理の仕上げやアクセントにも使えます。
ティーバッグ状のものは、あらかじめほかのものと合わさっているので飲みやすいものが多くおやつやティータイムにもおすすめです。利用用途によって使うゆず茶の種類を変えてみても、飽きずに楽しめます。
ゆず茶に含まれる成分
ゆず茶に使うゆずは、健康面でさまざまな効果を発揮します。ゆず茶に含まれる特に効果が期待できる成分は以下の3つです。
- リモネン
- シトラール
- ビタミンC
- ペクチン
では、順番に解説します。
リモネン
リモネンはリラックス効果があり、リモネンの香りをかぐとリラックスした時に出てくるα波が出てきます。また交感神経を刺激し、新陳代謝を活発にする働きがあるので、血行が促進され、眠気覚ましやダイエットにも効果的です。
また、リモネン免疫細胞の働きを調節するのでがん予防にも効果的とされており、予防だけでなく、がんが転移することや、再発予防、がん治療にもいい影響があります。
ほかにも、リモネンが髪に含まれる悪玉酵素の働きを抑制する働きがあるので、頭皮の皮脂や汚れを取りながら老けや痒みを抑えられて、髪の健康にも効果を発揮します。
さらに髪にツヤを与える効果もあるので、積極的に摂取したい成分の一つです。
シトラール
シトラールは、レモングラスやその同属種からとれる精油の主成分で、オレンジやレモン、バーベナにも含まれています。
レモン果汁の強い香りが特徴的で「天然の抗菌剤」と呼ばれるほど強い抗菌力があり、細菌はもちろん、真菌にも効果的です。
胃腸の働きを助けて消化を促進したり、脂肪の分解を促すダイエット効果、胃もたれや食欲不振といった消化不良を改善する作用もあります。
シトラールはリモネン同様リラックス効果があり、気分が落ち着くため、抗うつにも効果があり、ストレスが軽減できるうえ、集中力も向上します。
ビタミンC
ビタミンCは水溶性ビタミンで体内で生成できないビタミンです。そのため、日々の食事から積極的に摂取していく必要があります。
ビタミンCには抗酸化作用があり、シミの原因にもなるメラニン色素の生成を抑える効果があるだけでなく、美白効果やコレステロールの処理、鉄の吸収を促進する効果もあります。
また、毛穴を引き締めて皮脂分泌を抑えられるため、ニキビの元にもなるアクネ菌が増殖しすぎないように未然に防げるのが特徴です。
健康面においては、免疫力を高める効果があるので体内に細菌が入りにくい体になります。そのため風邪をひいてしまっても、免疫力によって治るのが早まる効果が期待できるため、小さな子供から高齢者まで、年齢問わず積極的に摂取していきたい栄養素です。
ペクチン
ペクチンは食物繊維の一種で便秘解消に役立ちます。腸内の善玉菌である乳酸菌を増やす効果があり、増えた乳酸菌は腸内の物質と結合して便の容積を増やします。
そのうえ腸のぜん道運動を促進する働きがあるので、これらの作用によって腸内環境をよくしてくれるのも魅力の一つです。
腸内環境が整い便秘が解消されると、摂取する食品の栄養素の吸収がよくなり疲労回復や体力の状況など、日頃の私たちの健康にも大きく影響をもたらします。
また、ペクチンは体内のコレステロールを減らす働きがあるので、動脈硬化や高血圧を防げるうえ、糖分の吸収も抑制します。糖分の吸収が抑制されると、インスリンの分泌を減らしてくれるので、血糖値の上昇を抑えて糖尿病を予防するために摂取していきましょう。
ゆず茶はダイエットに効果的?摂取するタイミングは?
ゆずに含まれるビタミンCには活性酸素を取り除く効果があり、代謝の上昇や痩せやすい体を作れるため、おすすめの食品です。ゆず茶に含まれるコラーゲンには脂肪燃焼効果があり、美肌を作りながら体内の余分な脂肪を除去してくれます。
飲むタイミングとしては、以下の時間がおすすめです。
- 午前中からお昼までの間
- 昼食後
- 寝る前
午前中からお昼にかけての時間には、1.2杯を目安に摂取していきましょう。早い時間から摂取しておくことで午後から活発に活動するためのエネルギーとなり、ゆず茶の糖分への罪悪感も和らぎます。
ゆず茶のペクチンには血糖値の上昇を抑える作用があるため、食後にもおすすめです。
また、ダイエットには睡眠の質にも影響を及ぼします。深い睡眠が取れると、ストレスが軽減され痩せやすくなります。
ゆず茶に含まれるシトラールにはリラックス作用があり、温かいゆず茶を摂取することで、体が温まり、快眠に効果的です。夜飲むタイミングとしては、就寝する2時間前を目安に摂取するようにしましょう。
一方、薬を服用している方はゆず茶の摂取には注意が必要です。ゆずに含まれる葉酸は薬の分解を防いだり、薬の効果を半減させてしまう可能性があるので、心配な場合は、薬剤師に相談して飲むかどうかの判断をしましょう。
飲み過ぎるとどうなる?
ゆず茶は健康や美容、ダイエットに効果的な飲み物となっていますが、飲み過ぎには注意が必要です。ゆず茶の作り方は、砂糖や蜂蜜につけたものをお湯に溶かしますが、大量の砂糖や蜂蜜を使用しているため、必然的に糖質は高くなります。
1杯でおよそ80kcal〜となっているため、2杯以上飲んでしまうとお菓子と同じくらいの糖分を摂取することになります。糖質が高い分、満足度もありますが、1日に飲む量としては1.2杯を目安に、ダイエットをしている方は食事制限に合わせて摂取するようにしましょう。
また、市販で販売されているものでカロリーや糖質低めのものを選ぶと、よりダイエットにも効果的です。
ゆず茶は妊婦にもおすすめ
ゆずちゃはゆずと砂糖、蜂蜜というシンプルな材料で作られており、カフェインがふくまれないので妊婦の方にもおすすめです。
妊婦になると、冷え性になる人が多いといわれており、ゆずに含まれるヘスペリジンには血流を改善し、体を温める効果があります。
そのため、血流や新陳代謝が悪くなりやすい妊婦の方は積極的にゆず茶を飲んでいきましょう。
ゆずに含まれるビタミンCはみかんの2〜3倍、レモンの3〜4倍も含まれており、風邪の予防や、風邪から大きな病気へと発展するのを防ぐ効果があります。
またゆず茶には流産を予防する効果もあり、ゆずに含まれる葉酸には子宮環境を整え、遺伝子を持つ本体となる物質であるDNAやRNAに影響をもたらします。
これらの細胞分裂が促進されることで赤ちゃんは徐々に成長していき、流産のリスクを減らせるので、妊婦の方は積極的に摂取していきたい食品の一つです。
ゆず茶のおいしい飲み方3選
ゆず茶は自分でも簡単にできるだけでなく、市販にもさまざまな種類があります。普通のゆず茶に飽きてしまった方や、何かアレンジを加えたい方におすすめの飲み方を紹介するのでぜひ参考にしてください。
おすすめの組み合わせは以下の3つです。
- ゆず茶×はちみつ
- ゆず茶×生姜
- ゆず茶×紅茶
では、順番に解説します。
ゆず茶×はちみつ
ゆず茶にはちみつを加えると、風邪予防に非常に効果的です。はちみつにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素などおよそ150種類以上の栄養素が含まれているため、ゆずの成分にプラスし、さまざまな健康への影響があります。
はちみつの糖分は果糖とブドウ糖でできているため、エネルギーに変換される手間がなく、ダイレクトにはちみつの豊富な栄養素を摂取できます。
はちみつを摂取すると、体内の消化吸収力が上がるだけでなく、整腸作用があるため便秘解消に効果的です。また、体を潤す効果もあるので、喉の調子が悪い時や、寒く乾燥がひどい日などに摂取するとより効果を実感できますよ。
特に、朝にはちみつ入りのゆず茶を摂取すると、ビタミンCの効果が上がり温活や美肌の効果も期待できるので、積極的に摂取していきましょう。
ゆず茶×生姜
生姜には辛味成分の「ショウガオール」が含まれており、喉の痛みをやわらげて体を芯から温める効果があるので、風邪をひいた時におすすめです。
体が温まると全身の血行がよくなるため、発汗を促し、消化器官を刺激し腸内環境を整えます。また、生姜の整腸作用にはつわりをやわらげるといった効果も期待できます。
とある研究によって生姜は妊娠中に食べても問題ないうえ、薬と比べてほんの少しですがつわりの改善がみられました。そのため、つわりが辛い妊婦の方に積極的に摂取してほしい組み合わせです。
ゆず茶×紅茶
紅茶と合わせる場合は、ジャム状のゆず茶がおすすめです。砂糖の代わりに使えてゆずと紅茶の華やかな香りを味わえます。紅茶に含まれるポリフェノールには抗菌作用があり、老化防止やアンチエイジング、生活習慣病の予防にも役立ちます。
効果が期待できる一方で、飲みすぎには注意が必要です。紅茶にはカフェインが含まれているため、妊娠中の方は特に胎児に影響を及ぼす可能性があるので、なるべくカフェインレスの紅茶を選ぶか、摂取量を少なくするといった対策をするようにしましょう。
これらの組み合わせは自分でも調合可能ですが、市販でもさまざまな種類のゆず茶が販売されており、手間もかからないので、初めて挑戦する方は、市販のものから試してみるのもおすすめです。
ゆず茶で寒い冬を乗り切ろう!
ゆず茶は健康にいい成分を豊富に含み、カフェインを含まないので妊婦の方も手軽に摂取できるうえ、快眠効果など嬉しい効き目がたくさんあります。摂取しすぎると糖質のとりすぎになってしまうので、1日1.2杯を目安に飲むようにしましょう。
年末年始は寒さが厳しくなってきますが、ゆず茶を積極的に摂取して健康的に寒い冬を乗り越えましょう。