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アマニオイルって体にいい?気になる成分や期待できる効果を紹介!

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アマニオイルという名前をよく耳にすることがあってもどのようなものなのか、体への効果や栄養が気になる方も多いのではないでしょうか。

アマニオイルが健康によいと知っていても、活用方法や効果がわからないと購入したり食事に取り入れたりするのが難しいですよね。

本記事ではアマニオイルの栄養や体への効果について解説します。アマニオイルについての知識が身につくので、ぜひ参考にしてください。

アマニオイルとは

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アマニオイルとはアマ科の植物の種子である「アマニ」から抽出された油のことです。アマニオイルはオメガ3脂肪酸を豊富に含んでおり、コレステロール値の上昇を抑制したり動脈硬化の予防や血流の改善、免疫力の向上などに効果的です。

オメガ3脂肪酸は人間の体内で生成ができず食品からの摂取が必要となるので、オメガ3脂肪酸を多く含むアマニオイルは健康オイルとして注目されています。また食べ物として利用されるほかにもインクや塗料など工業用にも活用できるオイルです。

アマニオイルに含まれる栄養素

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アマニオイルにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。以下の表にまとめました。

成分
エネルギー量897kcal
タンパク質0g
炭水化物0g
脂質100g
ナトリウム0mg

※アマニオイル100gあたりの数値

アマニオイルは油なのでエネルギー量と脂質の多さが特徴です。ほかの栄養素はほとんど含まれていませんが、体にはどのような効果が期待できるのでしょうか。

アマニオイルに期待できる効果4選

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アマニオイルには以下の4つの効果が期待できます。

1.血流の改善ができる 2.生活習慣の予防・改善ができる 3.美肌効果が期待できる 4.アレルギー症状が緩和する

では1つずつ解説していきます。

1.血流の改善ができる

アマニオイルに含まれているα-リノレン酸は血流を改善する効果があります。α-リノレン酸は細胞膜を柔軟にして、毛細血管の隅々まで血液を行き渡らせるので血液循環をよくします。アマニオイルを摂取すれば血液がサラサラになるので血栓や病気の予防にもつながりますよ。

2.生活習慣病の予防・改善ができる

アマニオイルに含まれているオメガ3脂肪酸には、コレステロール値や血圧を下げる働きがあるので動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防ができます。

また中性脂肪を減らし善玉コレステロールの増加にも効果的なため、脂肪の蓄積を軽減させ肥満の改善にもつながりますよ。

3.美肌効果が期待できる

アマニオイルを摂取すると肌荒れやニキビなどの皮膚炎を抑えて美肌になる効果が期待できます。アマニオイルに含まれるオメガ3脂肪酸は血流を改善し、肌のターンオーバーを促進させるのでニキビや肌荒れが改善しやすくなり美肌に近づくでしょう。

4.アレルギー症状が緩和する

アマニオイルに含まれるα-リノレン酸にはアレルギー症状を緩和させる効果があります。リノレン酸をとると、体内ではプロスタグランジンE3というアレルギーを抑える物質が作られます。アトピーや花粉症などアレルギー症状の緩和に効果が期待できますよ。

アマニオイルをとりすぎるとどうなる?

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アマニオイルは体によい効果を豊富に含んでいますが、エネルギー量が多いため摂取しすぎると肥満の原因になります。アマニオイルは小さじ1杯だと36kcal、大さじ1杯だと108kcalとなるのでとりすぎに注意しましょう。

アマニオイルの1日の摂取目安量は小さじ1弱です。α-リノレン酸などオメガ3脂肪酸の1日の目安量は成人男性だと2.0~2.2g、成人女性は1.6~2.0gが基準です。アマニオイル100gあたりのα-リノレン酸は57.0gなので、約2.8~3.9g(小さじ1弱)を目安にするとよいですよ。

オメガ3脂肪酸はほかにもサバやイワシなどの青魚にも含まれるため、アマニオイルだけで摂取する必要はありません。ほかの食品との摂取量を考えてとりましょう。

アマニオイルの活用法3選

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アマニオイルは病気の予防や改善、美肌効果などさまざまな嬉しい効果があるので積極的に摂取したいですが、加熱調理には向いていないので注意しましょう。

アマニオイルに含まれるα-リノレン酸は酸化しやすく、酸化した脂質は過酸化脂質と呼ばれ、消化器官や血液の流れに悪影響を及ぼします。油の酸化は空気に触れたり熱や光が当たったりすると進行するため、炒めたり揚げたりなどの加熱調理は控えましょう。

以下では、アマニオイルを摂取するための活用法を3つ紹介します。

1.ヨーグルトにかける 2.味噌汁に入れる 3.ドレッシングに加える

では1つずつ紹介します。

1.ヨーグルトにかける

アマニオイルはクセがなく食べやすいため素材の味をジャマしません。ヨーグルトにかけて食べるとさっぱりと食べられます。ヨーグルト100gに対しアマニオイル小さじ1杯程度をかけて、お好みでバナナやキウイフルーツなどの果物を入れたりしてもよいでしょう。

2.味噌汁に入れる

アマニオイルは加熱できませんが出来上がった味噌汁にかけて食べるのは問題ありません。クセがなく、普段の味噌汁にコクが加わるので美味しく食べられますよ。

3.ドレッシングに加える

サラダを食べる際のドレッシングに加えて活用するとあっさりとして食べやすいのでおすすめです。アマニオイルとポン酢を1:1の割合で混ぜると和風ドレッシングにもなるので試してみてください。

アマニオイルを選ぶポイント3選

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アマニオイルはさまざまな種類のものが販売されているので、どれを選んで購入すればよいのか悩む方もいるでしょう。以下ではアマニオイルを購入する際に選ぶポイントを3つ紹介します。

1.抽出方法で選ぶ 2.精製方法で選ぶ 3.産地で選ぶ

では1つずつ紹介します。

1.抽出方法で選ぶ

アマニオイルを選ぶ際は「低温圧搾法」で絞られているものを選びましょう。アマニオイルの抽出方法は圧搾法と溶媒抽出法の2種類があります。圧搾法は圧力をかけて搾る方法で、溶媒抽出法は科学溶剤を使って油を抽出する方法のことです。

低温圧搾法はアマニ種子に圧力をかけてじっくり油を摘出するのでアマニの優れた栄養分が多く採れます。科学溶剤を使用して抽出されたアマニオイルは複数回にわたって加熱処理をするためおすすめできません。

酸化しやすいアマニオイルを高温にさらしてしまうとα-リノレン酸などの栄養素が壊されてしまい、過酸化脂質が増えてしまったりトランス脂肪酸が発生するなど体に害を与えてしまう恐れがあります。

溶剤抽出法で抽出されたアマニオイルは低コストで手に入りますが、購入する際は低温圧搾法のアマニオイルを選ぶとが安心です。

2.精製方法で選ぶ

アマニオイルは精製されたものと未精製のものがあります。精製されたアマニオイルは独特な風味などがないためクセや香りは少なく食べやすいですが、精製することによりアマニオイルの栄養が失われてしまいます。

未精製のアマニオイルは栄養を豊富に含んでいますが、独特の風味や香りが強く黄金色をしているのが特徴です。栄養価を重視する場合は、精製されているアマニオイルがおすすめです。クセや独特な風味が苦手な方は未精製を選ぶとよいでしょう。

3.産地で選ぶ

アマニオイルの原料であるアマの種子「アマニ」は寒冷地で寒暖差の激しい地域が適していることから、ロシアやカナダなどで多く収穫されています。

日本では北海道の一部で栽培されていますが、日本国内で収穫されたアマニだけを原料に使っている商品はかなり限られていてコストも高めです。国産品にこだわりがある方は北海道産などの純国産品を選んで購入するとよいでしょう。

また品質にこだわる方はカナダ産がおすすめです。原料に使われているアマニはゴールデン種とブラウン種があり、カナダでわずかに生産されるゴールデン種は食用や医薬用として品種改良されたものとなっています。

ゴールデン種は黄金色をしておりオメガ3脂肪酸のαーリノレン酸が豊富に含まれています。アマニの総生産量の5%しか採れないため価格は高めですが貴重な品種です。

ブラウン種は茶色をしており食用としても使用されますが主に飼料用や工業用として使用されます。生産量が多いので価格は安いですが、品質にこだわる方は栄養価が高いゴールデン種生産の多いカナダ産を選ぶとよいでしょう。

エゴマとアマニの違い

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エゴマとアマニの大きな違いは原料です。エゴマはシソ科「エゴマ」の種子が原料で、アマニはアマ科「アマ」の種子である「アマニ」が原料となっています。

アマニオイルとエゴマオイルは、どちらもオメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸を多く含む健康によい油です。オメガ3脂肪酸の効果を得るならどちらも変わらないですが、アマニにはリグナンというエゴマには含まれていないポリフェノールが含まれています。

リグナンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをするため、女性ホルモンのバランスを整えるサポートが魅力。そのためリグナンが含まれているアマニオイルを摂取すれば、体調が整いやすくなったり更年期の不調などをやわらげる効果が期待できますよ。

まとめ

アマニオイルにはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、体には4つの嬉しい効果が期待できます。

1.血流の改善ができる 2.生活習慣の予防・改善ができる 3.美肌効果が期待できる 4.アレルギー症状が緩和する

調理の際には加熱するとアマニオイルが酸化して栄養が失われるため、ヨーグルトや味噌汁、ドレッシングなどに入れて食べるとアマニオイルの栄養をそのまま摂取できます。

アマニオイルはとりすぎるとカロリー過多で肥満の原因となるので、毎日小さじ1杯くらいの量を心がけるとよいでしょう。さまざまな種類があるので自分に合ったオイルを選び、体の健康を目指して毎日摂取していくのがおすすめです。

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